毎日がエイプリルフール
二年前の今日は入学式だった。そういえば。
着慣れないスーツで見慣れない街を歩いた。
それは今の状況と似てるかもしれない。
迷子な感覚という点で。
北海道出身なわたしはほんとに入学式の時期に桜って咲くんだなと妙なとこで感心していた。
この学校に入学した日から去年も今年も思い出す言葉があって、それは入学式にさとなかまちこさんがくれた『すばらしい嘘』という言葉。
−今日はエイプリルフールですね。みなさん“すばらしい嘘”をついてください。目の前にあることを一度受け入れて現実以上にリアルなものを発信していく。それが表現者です−
と、詳しい言い回しはきっと正確じゃないけどこんな感じの内容だった。
それは当時の私にとってとても印象的で、4月1日は“すばらしい嘘”について考えるのです。
それと同時に校長先生がおっしゃった“有る”ことが“難しい”『ありがとう』という言葉についても。
台湾ではありがとうを謝謝(しぇいしぇ)のほかに感謝(かむしゃ)とも言うそうです。
響きがいいしより優しいかんじがする。
そんな気持ちを胸に今日も嘘をつけるように歩くのです。
台湾の方にはとても親切にしていただきました。
ということで、感謝
消えてしまった日記をもう一度。
上記は2007年の私の日記です。
今年も忘れずにこれてよかった。
新学期、新生活は苦手な私ですがこの言葉を貰ってからは気を引き締められる。
あそこからなにがあったかな。
進んでるかな。
素直に真摯に、今年も素敵な嘘を、つこう。表現者ですもの。